「キャプテン翼」原作全シリーズ キャラクター図鑑 JY編(4) 「ファン・ディアス」

今や世界で愛される同作品の魅力を無印から最新シリーズ「NEXT DREAM」まで、まずは外国人登場キャラクターについて、シリーズ毎、登場順に紹介していきます!

「必殺シュート」の紹介はもちろん、紹介するキャラクターの「名言」、原作の描写に基づく「強さ」議論など網羅的にまとめていきたいと思います。

天才「ファン・ディアス」

 引用元:キャプテン翼 集英社文庫コミック版 第15巻 148P

主な交友関係

アラン・パスカル 幼馴染であり、アルゼンチンJrユースのチームメイト。ディアスと抜群の連携を見せる。

「ディアス すまんな」

「アルゼンチン黄金コンビなんていいながらオレは おまえのトップスピードのプレイにはついていけないんだ」

「気にするな パスカル」

「だって おれは 10年にひとりでるかでないかの サッカーの天才だからな」

・バルバス監督: アルゼンチンJrユース監督。

「よくも悪くもこのチームはディアスのワンマンチーム かれのノリひとつで状況はガラリとかわる やはりたのみはディアス 後半もたのむぞ」

代表での実績

アルゼンチンJrユース代表 MF 背番号:10

 第1回フランス国際Jrユース大会

  <予 選>

    VS イタリアJrユース 5得点 (5-0)  ※ヘルナンデスは負傷で欠場

    VS 全日本Jrユース    4得点 (4-5)

    予選敗退、得点ランキング2位(9得点)

クラブでの実績

アルヘンチノスJrユース MF 背番号:?

 アルゼンチン国内リーグ

    試合描写なし

キャラクター (エピソード)

・貧しい家庭環境

 南米の選手でよくあるように、彼も裕福でない8人兄弟の末っ子として誕生。

 ストリートサッカーではボールが買えないため、蹴れるものをボールに見立ててテクニックを磨く。

・自他ともに認めるサッカーの天才

 10年に一人出るか出ないかの天才と自称しており、自信家でもあるが事実である。

 5歳の頃からストリートサッカーで磨いたテクニックと、100Mを10秒台で走るスピード、また小柄な体格を生かした前転、バク転などを試合中に見せるなどアクロバティックな動きに優れている。

 12歳の頃、パスカルとともに町のサッカークラブへ入団。

「パスカルといっしょならやってもいいぜ」

「いやならいいぞ おれは ほかのチームからもさそわれてるんだ(ホントはウソだけど)」

・パスカルとの友情

 彼ら二人はストリートサッカー時代から共に技を磨き合いクラブ加入まで同じ時間を過ごしてきた。

 上述のとおり、クラブからの勧誘時はパスカルもセットで契約を結ぶほどの仲。

・チームでの位置づけ

 そんな彼の才能は監督、チームメイトも当然認めており、彼中心のゲーム運びを行う。

   まさにリアル世界の「リオネル・メッシ」ですね!

強さ議論

ジュニアユース大会の成績としては予選敗退に終わりましたが、

「おまえもMFなら状況を判断してからつっこんできな 今はおまえとの勝負のときではない」

と、MFとしての役割も意識しつつ

 「ドライブシュート」

や、他の選手には見られないアクロバティックなゴールパターンなど、規格外の得点力を誇ります。

全日本代表戦ではパスカルのサポートを受けながら、ウサギが跳ねるかのように全員が躱されているので、その身体能力と高度なボール捌きの実力は疑いの余地がありませんね。

そして、マラドーナを超える8人抜きの被害者は誰も悪くないので先にまとめておきます。

 新田、佐野、井沢、石崎、次藤、早田、松山、若島津

同シリーズでは対戦が描かれなかった

 若林、シュナイダー、ピエール

らとの対決は一部以降のシリーズで描かれますのでまた別の記事で触れたいと思います。

(主な作中の描写)

・対 次藤

 パスカルのサポートはあったものの、体ごと股をすり抜けて撃破。

 彼のスピードにはついていけないでしょう。

・対 松山

 タックルにきた松山をジャンプで躱し、彼の伸ばした足を踏み台にして抜いていきます。

 一方、後半ではディアスのマークを耐え凌いで前線にボールを繋ぐ驚きのシーンがあり、全日本の中でも松山はそれほどチンチンにされなかった選手ですね。

・対 石崎

 前転バク転バク宙でマークにもつけませんでした。

 誰が相手でも危険なので手は出しにくいですね。

・対 若島津 3失点

 1点目・・・前転バク転バク宙の至近距離から被弾。これはしょうがないでしょう。

 2点目・・・前転シュートにカーブをかけるとんでもないシュート。これもしょうがないでしょう。

       しかし、3回目の前転シュートは縦回転ニールキックで粉砕。

 3点目・・・ドライブシュート。翼と同等の完成度だと思いますので仕方ないですね。

       しかし、2本目は2段ディフェンスで止めてくれます。

       3本目は試合終了間際のセンターサークルから。

       キャッチはできないものの、さすがに止めました。

 4点目・・・8人抜きの最後。1対1ではどうしようもないです。

     

 前の記事でも書いてますが、若島津クラスとの対決描写はシュート力を語る上で重要な情報です。

 シュナイダーやナポレオンのような破壊力のあるシュートはないものの、多彩なパターンでゴールを陥れる異色のストライカーですね。

・対 立花兄弟

 二人まとめてごぼう抜きされます。(直後にスカイラブツインシュートで貴重な追加点)

・対 岬

 調子の上がらない翼に代りディアスへドリブルをしかけますが、あっという間にボールを取られます。

 こういう役割を引き受けたときの岬は結果出しますので、ディアスはディフェンスも有能と感じさせました。

・対 日向

 日向がディアスにマークされる側ですが、タックルをパワーで見事ブロック。

 代表エースストライカーの意地を見せます。

 しかし試合中盤、本気になったディアスに最初に抜かれます。

・対 翼

 ・試合序盤・・・ロベルトを気にしたこともあってほぼ歯が立ちません

 ・試合中盤・・・3点を取られてから「ニコッ」とようやく目が覚めた翼。

         ここから互角の勝負になります。

   「天才の名にかけ おれは やつを とことん ぶちのめす」

   「おれのスピード技についてくる あの10番のほうが不思議なんだ」

   「今まで戦ってきて少しわかったぜ もしかしておまえも10年にひとりでるかでないかの

    サッカーの天才かもしれないってな」

・(番外)全日本黄金コンビ VS アルゼンチン黄金コンビ

 2対2の描写はありませんが、ディアスが翼を抜くとき、逆に翼がディアスを抜くときはコンビネーションを上手く使っています。

 アルゼンチン黄金コンビもエッフェル攻撃同様、全日本黄金コンビに匹敵する完成度の高さです。

 

まとめ

キャラクター図鑑の第4弾は、

 天才「ファン・ディアス」

をお送りしました!

MFながら各試合の全得点を決めており、チームの全権を委ねられたエースプレーヤー。

モデルとなったであろうマラドーナ、そして以降に現れるメッシと、実際アルゼンチンはディアスのような天才プレーヤーを生み出す国なのかもしれませんね。

一人の力でゲームを変えてしまう能力は無印キャラの中でも最もインパクトを残したかもしれません。

今回はJY編の内容をもとにまとめていますが、もちろん続編以降のディアスについても「WY編」~「ライジングサン編」と記事を更新していきますので、ご注目ください!

作品登場順に記事を追加していきますので、次のキャラクターもお楽しみに!

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