「キャプテン翼」原作全シリーズ キャラクター図鑑 JY編(6) 「ジノ・ヘルナンデス」

今や世界で愛される同作品の魅力を無印から最新シリーズ「NEXT DREAM」まで、まずは外国人登場キャラクターについて、シリーズ毎、登場順に紹介していきます!

「必殺シュート」の紹介はもちろん、紹介するキャラクターの「名言」、原作の描写に基づく「強さ」議論など網羅的にまとめていきたいと思います。

パーフェクトキーパー「ジノ・ヘルナンデス」

 引用元:キャプテン翼 集英社文庫コミック版 第16巻 269P

主な交友関係

・マリー・シュナイダー: シュナイダーの妹。彼女が事故に合う寸前のところを救助。

  シュナイダー作中このことについてお礼をしているシーンはなかったような・・・

代表での実績

イタリアJrユース代表 GK 背番号:1

  <遠征試合>

    VS ブレーメンJrユース   0失点 (1-0)

    VS 全日本Jrユース     試合辞退(全日本からうるものはないと判断したため)

   ※ なお作中では、大会前に全5試合を消化し、「失点0」との情報あり

 第1回フランス国際Jrユース大会

  <予 選>

    VS 全日本Jrユース     2失点 (1-2)

    VS アルゼンチンJrユース  負傷のため欠場

  

  ※ 予選敗退 / 全2失点

クラブでの実績

インテルユニオーレス GK 背番号:1

 ※無印では在籍についての言及はありませんが、続編「ワールドユース編」でインテル所属が判明。

キャラクター (エピソード)

・好青年

 初登場時は、シュナイダーの妹

    マリー

を交通事故から救うシーンに始まり、彼の好青年ぶりが伺えるエピソードとなっています。

・パーフェクト・キーパー

 JY大会前の1年間、失点を許していないことから付けられた称号。

 ちなみに1年前に彼からゴールを奪ったのはもちろんハンブルグの

カール・ハインツ・シュナイダー。

 クラブ戦でしょうからインテルのキーパーとして失点したと思われます。

 イタリアのキーパーということですから、モデルはレジェンド「ディノ・ゾフ」あたりでしょうか。

強さ議論

大会前は「ヨーロッパNo.1 ゴールキーパー」として呼び声高かったヘルナンデス。

強豪クラブが揃い、代表としても強豪国揃いのヨーロッパで、1年無失点というのは異常です。

カテナチオや優秀なGKを輩出することで有名なイタリア代表でキャプテンを務めており、セービング能力に加えてDFラインのコーチングなど守備を統率するリーダーシップにも長けていることでしょう。

また作中では彼のシュートストップ能力の高さから

 「黄金の右腕(ゴールデンライトハンド)」

なる必殺技じみた呼称も授かっています。

<余 談>

 そういえば、テクモ版は「テレパシー・キャッチ」でしたっけ?詳しくなくてすみません。

 確か「ファミコン・ジャンプ」にも出演してましたよね。

脱線しましたが、ドライブシュートをストップできる実力、カウンターの起点となるロングフィード、ペナルティエリア内至近距離でも抜群の反応を見せるなど、極めて完成度の高いGKであります。

ただ、予選リーグでの全日本戦後に登場する

 若林、ミューラー

の2大ゴールキーパーが凄すぎて、彼の存在が薄まってしまったのは残念です。

(主な作中の描写)

・対 マーガス(とシェスタ―)

 ブレーメンとの練習試合ではマーガスのヘディングを再三セーブ。

 この二人だけではイタリアJrユースには勝てません。

・対 松山

 PAライン近くでフリーキックを得た全日本は彼のイーグルショットで先制を試みます。

「威力あふれるイーグルショットをなんとワンハンドキャッチ!! す・・・すごい反射神経 すごい握力だ!!」

・対 翼

 JY大会前の親善試合では乱入した翼にドライブシュートを決められますが、「フッ」と余裕を見せていますので本番であれば止められると判断したと思います。

 事実、試合中は片手でドライブシュートの威力を抑え、もう片方の手も使って2段セーブ。

 翼といえど、PA外から独力でシュートを決めるのは困難です。

・対 新田

 国内の県予選決勝で完成させたノートラップ隼シュートをゴール左隅に狙いますが、ヘルナンデスは素早い反応で体の正面でガッチリキャッチ。

・対 早田

 キーパーから遠ざかるカミソリシュートは片手でワンハンドキャッチ。

・対 黄金コンビ(翼&岬)

 途中出場の岬と翼は鉄壁のヘルナンデスを攻略するため、なんと4段攻撃。

 3段目までは反応しきれてますので、この俊敏な対応力については確実に若林、ミューラーを上回っている部分とみてよいのではないでしょうか。

・対 日向

 試合を通じて彼のゴール前でのチャレンジは全てヘルナンデスが封じています。

 しかし、翼の渾身のノーマルシュートを弾いたヘルナンデスへ放ったネオ・タイガーショットは彼の腕を吹き飛ばしてゴール。

 ヘルナンデスが万全の状況であれば結果はどうなったかわかりませんが、ブラックボールで鍛えた日向のシュート力が大会屈指のものになっていることを示す描写でもありました。

・対 ミューラー

 作中では対戦はありません。

 ただ、スタンドで決勝戦を眺めていたヘルナンデスは、ドライブシュートを片手で防ぐミューラーの出現を受け、

 「おれじゃなくこいつがヨーロッパナンバーワンキーパーか・・・」

とこぼしてしまいます。

 実際読者もそのように感じたでしょうが、残念なカミングアウトでした・・・

まとめ

キャラクター図鑑の第6弾は、

 パーフェクト・キーパー「ジノ・ヘルナンデス」

をお送りしました!

無印時代の4大強敵の一人として描かれ存在感も抜群の好青年でしたが、決勝の若林とミューラーのインパクトが凄すぎて大会3番手のGKになってしまったのが非常に残念でした!

今回はJY編の内容をもとにまとめていますが、もちろん続編以降のシュナイダーについても「WY編」~「ライジングサン編」と記事を更新していきますので、ご注目ください!

作品登場順に記事を追加していきますので、次のキャラクターもお楽しみに!

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