今や世界で愛される同作品の魅力を無印から最新シリーズ「NEXT DREAM」まで、まずは外国人登場キャラクターについて、シリーズ毎、登場順に紹介していきます!
「必殺シュート」の紹介はもちろん、紹介するキャラクターの「名言」、原作の描写に基づく「強さ」議論など網羅的にまとめていきたいと思います。
ふだつきの男「ルイ・ナポレオン」

主な交友関係
・エル・シド・ピエール: Jrユース代表チームのキャプテン
「おまえがこのチームのゲームメーカーだったな」
「試合ではオレにパスをよこしな」
・カルボナーラ監督: Jrユース代表監督。得点力不足のチーム強化のため、ナポレオンの招集を決定
「なんでこのオレさまがスタメンからはずされなきゃならないんだ!!」
・タロー・ミサキ: 岬太郎。ブランクを経て自らの実力を測るため、フランスJrユースの練習試合に乱入したところ、合流間もないナポレオンと抜群の連携を見せる。
「おれもきさまが この全日本の一員とはしらなかったぜ」
代表での実績
フランスJrユース代表 MF 背番号:20
<大会前の練習試合>
VS フランスJrユース 1アシスト
※ パリサンジェルマン側に入ったというか、岬とナポレオンの急造2人チームです。
第1回フランス国際Jrユース大会
<予 選>
VS イングランドJrユース 3得点 (3-1)
VS マレーシアJrユース 3得点(スコア不明)
<決勝トーナメント>
VS 全日本Jrユース 1得点(4-4 PK4-5) 準決勝戦
大会ベスト4 7得点(得点ランク3位)
クラブでの実績
所属の描写なし。
※ そういえば、「3109日全記録」で主要キャラはプロフィールなどが載っているのですが、彼は取り上げられていませんでした。なぜ。
キャラクター (エピソード)
・ふだつきのワル
頭に血がのぼりやすく 暴力行為による試合での退場処分はざらで2週間以上の出場停止処分は過去3回もうけている。
事実、全日本戦で彼にマンマークについた同類キャラの早田とはひと悶着あり、試合を混乱させます。
ピエールとは真逆のキャラ設定ですね。
・自信家
この作品のライバルキャラはみんなそうですが、ボールを全て自分によこせばゴールはいくらでも獲ってやる的なスタンスです。
監督の首根っこを掴んでこう言い放ちます。
「おれはハナから他人のプレイに自分のプレイをあわせるなんて考えたこともないぜ!」
予選では言葉どおり、2試合連続のハットトリックを達成しビクトリーノ、シュナイダー、ディアスとの得点王争いに加わります。
ただ、全日本戦で最後のキッカーとしてPKを外した彼は、涙を流しチームメイトに詫びているようですが、その後は改心したのでしょうか。
強さ議論
ジュニアユース編でも指折りのストライカーの一人。
特に必殺技
「キャノンシュート」
は回転がかかっているシュートで、キーパーの腕を弾き飛ばしている描写がいくつかることから、
ファイヤーショットに継ぐ強烈なシュート
の印象を受けました。
また、大会前の練習における岬との即席のコンビネーションにおいては、岬が
「こ・・・これだ 翼くんとコンビをくんでいた頃の あの感触だ」
と感じるほどの連携っぷりを披露し、そして代表の10番ピエールとは合流して間もないながら、
「エッフェル攻撃」
という作中屈指のコンビ技を完成させる順応の良さをみせるなど、今の用語でいえば「サッカーIQ」が極めて高く、またそれを実現できる高いテクニックを持っていることが伺えます。
パワフルなシュートからは連想しづらいプレースタイルです。
先ほども書いたとおり、予選リーグ2試合連続でハットトリックを達成する実力者ですが、全日本戦では早田→交代して井沢のマンマークが利いたのか、1得点どまり。
代わりにピエールがハットトリックを達成しています。
そういえばテクモ版では「スライダーキャノン」なんて夢のコンビ技がありましたね。
実力者として描かれながら、イマイチ活躍の機会に恵まれなかったナポレオンの試合の描写を改めて追いながら能力を確かめていきましょう。
(主な作中の描写)
・対 イングランドJrユース
途中出場からハットトリック。
ロブソンという優秀そうなディフェンダーがいたのですが、彼をマークできなかったのでしょうか。
ロビンソンくんというモブキーパーの腕を吹っ飛ばしてゴールを決めています。
・対 ベルギーJrユース
試合描写なし。とりあえず彼がハットトリック。
・対 翼
フランスの選手を軽々と抜いていく翼を猛追し、スライディングタックルに行きますが、間一髪バックパスを出されます。
ナレーターが「すごいスピード 俊足をとばし」と伝えているので、彼はかなり足も速いみたいです。
・対 早田
① きっかけ
前進するナポレオンを止めようとした早田はタックルにいきます。
しかし、ナポレオンはピエールの静止によりとっさにバックパスへ切り替え。
勢い余った早田は完全にナポレオンの足を払っているので、ファウルです。
つまり、最初は早田が悪いのですが、乱闘さわぎへと発展。イエローカード。
② 第二戦
ピエールは翼と競り合ったこぼれ球をオーバーヘッドでナポレオンへ。
マンマークの早田はナポレオンと空中で競り合いますが、完全に肘が顔面に入りました。
故意ではないのですが、これも早田が悪いですね。2枚目のイエローカード。退場。
改めて読み返すと、ナポレオンはあまり悪くないような気がしてきました。
ピエールのビンタは痛そうですね。
・対 ピエール
チームメイトですが流れで書きます。
早田との乱闘をみてナポレオンへ制裁。
さすがのナポレオンもピエールの凄みには敵わなかったようです。
・対 岬
一度は息のあったコンビプレーをみせた二人でしたが、敵となれば容赦ありません。
フランスの選手を次々と躱す岬に対し、反則スレスレのショルダーチャージを見舞い、ドリブルをとめることに成功。
そして試合終盤、水面を滑りフリーになったと思われた岬のスライディングシュートを横からスライディングブロック。
荒々しさはあるものの、ディフェンス力もかなり高いですね。
二人の実力は近いような気がします。
・対 若島津
①ボッシがなかなか強烈なシュートを打ったので、若島津は防ぐので精一杯。
こぼれ球をナポレオンが押し込みます。
こんなときこそ三角蹴りの出番でしたが、反応すらせず。
②次にヘディングのチャンスがありましたが、今度は若島津もキャッチ。
そしていよいよキャノンシュートとの真っ向勝負。
若島津はゴール隅に蹴られたシュートに反応しますがキャッチしきれず。
こぼれ球をボッシが押し込みますが、シュート前のナポレオンの反則でノーゴール。
③そして試合終盤、再びキャノンシュートを放ちますが、なんと屈辱のダイビングキャッチ。
若島津も2度見た技は通用しない点で準決勝まではなかなか貢献度が高いです。
④そして試合終盤、再びキャノンシュートを放ちますが、なんと屈辱のダイビングキャッチ。
若島津も2度見た技は通用しない点で準決勝まではなかなか貢献度が高いです。
⑤最後にエッフェル攻撃の仕上げで至近距離からキャノンシュート。
若島津は手刀で対抗しますがもちろん吹き飛ばされます。
しかしボールはバーへ。
アルゼンチン戦ではディアスに散々にやられた若島津でしたが、この準決勝では試合を通してナポレオンに善戦しました。この試合で負傷離脱となりますが。
・対 井沢
退場した早田に代わり彼のマンマークを務めます。
若島津のところで書いた反則は、井沢を直線的ドリブルで吹っ飛ばしたもの。
いわゆるチャージングがこの漫画で反則になることは少ないので珍しいシーンですね。
・対 三杉
延長戦、ドリブルに入ったナポレオンとの真っ向勝負。
ナポレオンくんの強引な突破で三杉は吹っ飛ばされます。
これはポイント高いですね。
・(番外)エッフェル攻撃 VS 黄金コンビ
無印以降も最強のコンピである翼と岬ですが、ピエールとナポレオンのコンビネーションも他に類を見ないほどの破壊力でしょう。
改めて強力なシュート、強引な突破と力技の印象が強いナポレオンが鮮やかにパス交換をする姿を見るにつけて、横暴なプレーが改善されればやはりジュニアユース屈指の強キャラであると思いました。
まとめ
キャラクター図鑑の第9弾は、
ふだつきのワル「ルイ・ナポレオン」
をお送りしました!
性格に難があるものの、スピード、シュート、パス、ドリブル、ディフェンスと穴のない選手であることは間違いありません。
キャラ的な部分でいい役回りが回ってきにくいのは残念でした。
今回はJY編の内容をもとにまとめていますが、もちろん続編以降のナポレオンについても「WY編」~「ライジングサン編」と記事を更新していきますので、ご注目ください!
作品登場順に記事を追加していきますので、次のキャラクターもお楽しみに!
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