今や世界で愛される同作品の魅力を無印から最新シリーズ「NEXT DREAM」まで、まずは外国人登場キャラクターについて、シリーズ毎、登場順に紹介していきます!
「必殺シュート」の紹介はもちろん、紹介するキャラクターの「名言」、原作の描写に基づく「強さ」議論など網羅的にまとめていきたいと思います。
フィールドの芸術家「エル・シド・ピエール」

主な交友関係
・とうさん: 父親、大富豪。ピエールのことを「エル」と呼んでいる。
・かあさん: 母親
「この大会あなたにかけるフランス国民の期待は大きいけどあまり無理しないでね」
・セーヌの諸君: フランス国内Jrユース大会決勝で対戦。ミッシェルが岬の存在を告げる
・ルイ・ナポレオン: 途中加入したストライカー。ピエールと抜群のコンビネーション
「この試合勝ちたかったらこのオレにパスをよこしな」
「よしいいだろうナポレオン」
・タロー・ミサキ: 岬太郎。セーヌの諸君に紹介され、彼が実力を認めたその後も続くライバル
「・・・」「ボクもきみのことは」「しっている」
「フランスJrユース最高のテクニシャン 将来のフランス代表入りを確約された男」
「ボクのことをしっているなら話は早い」「これからはコトバは不要だ!!」
代表での実績
フランスJrユース代表 MF 背番号:10
<大会前の練習試合>
VS パリ・サンジェルマン いい勝負
第1回フランス国際Jrユース大会
<予 選>
VS イングランドJrユース 3アシスト (3-1)
VS マレーシアJrユース 勝利(スコア不明、ナポレオンがハットトリック)
<決勝トーナメント>
VS 全日本Jrユース 3得点(4-4 PK4-5) 準決勝戦
クラブでの実績
ボルドーJrユース MF 背番号:?
フランス国内リーグ
VS セーヌJr ?得点(?-?) ※この試合でリーグ優勝
キャラクター (エピソード)
・裕福な家庭のおぼっちゃま
理由は不明ながら家が大富豪であり、本屋さんからもおべっかを使われるほど。
本人はそんな環境に嫌気がさして、貧富にかかわらず平等に競うサッカーに情熱を燃やす。
・選ばれた人間としての自覚とリーダーシップ
素行の悪いナポレオンに毅然とした態度で臨む勇敢さとリーダーとしての責任感を持ち合わせる。
ピシィ
「先に手をたしたのはきさまだ わかっているのかナポレオン
おれたちはここに あそびにきているのでも ケンカをしにきているわけでもない
おれたちは母国の名誉のために そして おのれ自身のためにこのグラウンドにたち
真剣に プレイをしているんだ」
「そしてサッカーは個人個人が力をあわせてする団体の競技だ
ひとり勝手なことはこの先おれがゆるさん」
また試合中も余程の場面でなければ冷静にチーム、試合をコントロールするキャプテンとしての
役割を遂行しています。
・岬とのライバル関係
大会前から接触があったことと、想像以上のテクニックを持っていたことが彼にインパクトを与えたのか、翼を差し置いて岬をライバル視しているのは興味深いところです。
・国民の期待
かあさんの言葉やモブの発言(彼はフランスの宝)からわかるとおり、国民の期待を一身に背負っている。モデルはプラティニ、名前はパパンを捩ったものと思われますが、連載時代はまだ子供であった
が最も近い存在ではないでしょうか。
強さ議論
全日本Jrユースとの準決勝では、緊急時まで温存していた
「スライダーシュート」
で見事同点弾を上げるものの、直後に翼にパクられ、以降は若島津にも防がれるショッキングな展開。
JY編の中ボスともいうべき存在である彼の評価に、余りにマイナスの影響を与えたのではないかと考えます。
しかし、試合が進むごとに本領を発揮したピエールは主将としてゲームメイクをこなしながら翼、日向、岬らをいなす凄まじいドリブルテクニックを披露。
また体格にも恵まれているようでほとんどの対人プレーで勝利しており、さらに要所要所で見せる守備力も同シリーズでは最強格。
そしてFWのナポレオンを差し置き、全日本戦でハットトリックを達成しているので得点力もかなりのものであることを見落としてはいけません。
もっといえば、ナポレオンとのコンビネーションカウンター攻撃
「エッフェル攻撃」
は全日本黄金コンビに唯一対抗できるコンビ技と思わせるほど完成度が高いもので評価に加えてよい要素かと考えます。
まさに彼こそ「オールラウンドプレーヤー」の名にふさわしい選手でした!
彼とタイプの異なるディアスやシュナイダーとの直接対決の描写はみてみたかったですね。
(主な作中の描写)
・対 岬
大会前の草1on1では両者、ミッシェルらともに互角と認める判定。
しかし、試合中(準決勝戦)でもマンマークを務めた岬は格の違いを見せつけられてしまう。
ピエールの代名詞であるテクニックでは互角でも、統率力、シュート力、守備力、特にパワーと総合力ではかなりの開きがあったと思います。
試合中に岬が1対1を仕掛ける決定的な対決描写も踏まえて
ピエール > 岬
で異論ないでしょう。
※ 翼の能力を最大に引き出すことも岬の能力ですので、ギリ、ピエール≧岬 ってとこでしょうか?
※ 試合後ピエールは「日本の勝ち=岬の勝ち」といっていますが、殊勝なことであります。
・対 ロブソン(イングランドJrユース)
描写でいえばストーリーの流れの1場面でしかないのですが、キーパーすら取れなかったピエールのノーマルシュートをブロックしたのはインパクトがありました。
もちろん ピエール≧ロブソン などという気はありませんので(笑)
・対 石崎
常に岬がマンマークで追いかけている中、150cmは飛んでいると思われる「なんというあざやかなジャンプ」でピエールに軍配。当然です。
・対 若島津
初見のスライダーシュートは防げませんでしたが、2本目から反応。
GKとフィールドプレーヤーの比較はナンセンスなのであくまで参考ですが、若島津クラスとの対決描写はシュート力を語る上で重要な情報です。
つまり残念なことに若林、ミューラー、ヘルナンデスからミドルシュートで得点することは難しいと言わざるを得ません。
・対 立花兄弟&次藤
かなりの確率で決めている次藤発射台版スカイラブハリケーンツインシュートを粉砕。
ピエールのディフェンス力に圧倒されるシーンです。
・対 日向
プレースタイルが違うので比較は難しいですが、持ち味のパワーでもやられてますので
ピエール > 日向
繰り返しになりますが、タイガーショットすらブロックするピエールのディフェンス力はお見事。
・対 翼
全日本戦は岬との勝負がメインですので評価は難しいのが正直なところ。
パワー勝負ではピエールの勝ち、その後翼がやり返しますが、統率力などではピエール、得点力では翼と甲乙つけがたいですね。
・(番外)エッフェル攻撃 VS 黄金コンビ
無印以降も最強のコンピである翼と岬ですが、ピエールとナポレオンのコンビネーションも他に類を見ないほどの破壊力でしょう。
試合終盤まで発動させなかったことを見ると、体力的な面を考慮して切り札としていたカウンター攻撃(一発ものの奇襲)だったのかは疑問が残ります。
まとめ
キャラクター図鑑の第2弾は、
フィールドの芸術家「エル・シド・ピエール」
をお送りしました!
普段はゲームキャプテンとして周りの選手を使い冷静に試合を運ぶバランサー的なMFですが、いざ本領発揮となればまともに太刀打ちできる選手はいないほど強力なキャラクターです。
翼やディアスらとはまた異なる正統派の10番って感じで見事なキャラ立ちだと思います。
今回はJY編の内容をもとにまとめていますが、もちろん続編以降のピエールについても「WY編」~「ライジングサン編」と記事を更新していきますので、ご注目ください!
作品登場順に記事を追加していきますので、次のキャラクターもお楽しみに!
コメント