「キャプテン翼」原作全シリーズ キャラクター図鑑 JY編(10) 「ラモン・ビクトリーノ」

今や世界で愛される同作品の魅力を無印から最新シリーズ「NEXT DREAM」まで、まずは外国人登場キャラクターについて、シリーズ毎、登場順に紹介していきます!

「必殺シュート」の紹介はもちろん、紹介するキャラクターの「名言」、原作の描写に基づく「強さ」議論など網羅的にまとめていきたいと思います。

南米の黒豹「ラモン・ビクトリーノ」

 引用元:キャプテン翼 集英社文庫コミック版 第17巻 107P

主な交友関係

・サンチェス: 代表監督。

 「優勝し 大会の得点王は 彼にとらせる」

 と新聞に語っています。

カール・ハインツ・シュナイダー ヨーロッパNo1ストライカー、JY大会No1ストライカーの名を欲しいままにする西ドイツJrストライカー。得点王を争ううえでも彼にライバル心を燃やす。

代表での実績

ウルグアイJrユース代表 FW 背番号:9

 第1回フランス国際Jrユース大会

  <予 選>

    VS ベルギーJrユース 3得点 (3-1)  ハットトリック

    VS スペインJrユース  1得点 (1-0)

  <決勝トーナメント>

    VS 西ドイツJrユース 1得点 (1-6)

 

  ベスト4、得点ランキング4位(5得点)

クラブでの実績

所属描写なし

 

キャラクター (エピソード)

・陽気

 初登場シーンはJY大会でウルグアイの初戦となったベルギー戦。

 ハットトリックを決めた彼は

  「ヒャッホー やったぜベイビー」

と叫んでいることから、南米の選手よろしく、陽気な性格であるようです。

・繊細?

 ベルギー戦でハットトリックを決め得点王争いでシュナイダーと並んだ彼でしたが、2試合目のスペイン戦ではそれが気負いになったとの描写があり、結果は1得点どまり。

 それが実力といえばそれまでかもしれませんが、気分屋的な側面はミューラーとの直接フリーキック対決後の状況でも垣間見えます。

強さ議論

 大会序盤は屈指の点取り屋として得点王争いに名乗りを上げ出番の多かった彼でしたが、対抗が大会No1ストライカーのシュナイダーであることは分が悪かったといえるでしょう。

 ただ、彼の持ち味であるスピードと得点センスは、

  翼「す・・・すごいスピード」

  ピエール「まさに点取り屋・・・」

  ディアス「だれだあいつは・・・」

と実力者たちを唸らせていることから、高い水準にあることは間違いありません。

 一方、彼が対決した有能なGKは西ドイツミューラーとこれまた相手が悪く、その得点力がどれほどのものであるかはなかなか評価しづらい部分もあります。

 また、スピードこそトップクラスにありながらも、当作品のストライカーには必須のアイテムともいえる

  必殺シュート

を授けられなかったことは、彼の強さ(=扱い)がもう一つであることの象徴ともいえますね。

 というわけで、実力者ながらどのくらいの位置にランクしているかわかりにくい彼の強さを作中の描写から掘り下げていきましょう!

(主な作中の描写)

・対 ベルギーJrユース

 ハットトリック。

 

・対 スペインJrユース

 ハットトリックを狙いますが、徹底マークに合い、1点どまり。

 スペインJrの強さは不明ですが、早くも彼の脆さが露呈されます。

・対 シュナイダー(ミューラー無西ドイツJr)

 いよいよ決勝トーナメントで彼のプレーが描かれます。

 序盤はセンタリングから得意のスピードで先取点をget!

 しかし、同点弾となるシュナイダーのファイヤーショットを見てつぶやきます・・・

  「な・・・なんだ 今のシュートは・・・」

 シュナイダーのシュート力は大会有数のストライカーであるビクトリーノをも驚愕させるものでした。

 そしてエース対決!

 フィールド中央での二人の競り合いはパワー勝負でシュナイダーに軍配。

 スピードなら勝てると思うのですが、いわゆる「かませ」描写です。

 しかし、彼も負けじと

  南米独特のボールタッチ そしてその俊敏な動き

でペナルティーエリア付近でファールをもらい、直接フリーキックを獲得します。

・対 ミューラー 無得点  

 直接フリーキックの場面でついに彼が登場します。

 彼の指示で壁をどけた状態と舐められた状況の中、渾身の力を込めたシュートを放ちますが、ワンハンドでキャッチされるショッキングな場面。

 シュナイダーに続き、ミューラーの噛ませにもなってしまった彼が不憫ではありました。

 

まとめ

 キャラクター図鑑の第10弾は、

 南米の黒豹「ラモン・ビクトリーノ」

をお送りしました!

 おそらく作中最強のスピードを持ちそれなりの得点センスを持ちながらも、西ドイツJrという同年代最強クラスのチームを相手に圧倒された描写が惜しいキャラです。

 大会中は3試合を戦い5得点と実力者であるはずなのですが・・・

 もちろん、以降も続いていくキャプ翼の歴史の中で、また活躍を見せてくれるはず(笑)

 今回はJY編の内容をもとにまとめていますが、もちろん続編以降のビクトリーノについても「WY編」~「ライジングサン編」と記事を更新していきますので、ご注目ください!

作品登場順に記事を追加していきますので、次のキャラクターもお楽しみに!

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